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前立腺肥大・ 前立腺がん

前立腺肥大

前立腺肥大のイメージ

はじめに、前立腺は膀胱の真下にある小さな器官です。前立腺は、生殖機能に大きな影響を持つ重要な器官でもあります。前立腺肥大とは男性固有の器官である前立腺の組織が肥大化することにより発生する病気です。肥大には、加齢現象の一つでホルモンバランスの変化が影響するものと考えられています。前立腺肥大症は内腺に発生する良性腫瘍です。悪性腫瘍である前立腺がんとは異なり、周囲に広がったり、骨やほかの臓器に転移することはありません。最近では若年層の患者も増加していることなど、食生活にも原因があるのではないかと見られています。また、前立腺が肥大して起こる現象は下記のように3期に分けられます。

①膀胱刺激期
  • 尿の出が悪くなり、チョロチョロとしか出ない
  • トイレに行く回数が多くなり、夜間の頻尿に悩まされる
  • 排尿時に少ししか出ないため、トイレの回数ばかりが増える
②残尿発生期
  • 排尿の出にくくなり、腹部に力を入れないとうまく尿を出せない
  • 排尿を終えても、スッキリせず残尿感がある
③慢性尿閉塞期
  • あふれ出すように尿失禁する
  • 尿意を感じてトイレに行っても排尿ができない(出ない)
  • 一回の排尿に数分かかるようになる

前立腺肥大症の治療方法

当院は患者様、肥大の進行状況に合わせた治療を、行っています。

①慢性尿閉塞期
②薬の内服(薬物治療)

前立腺肥大の薬物治療で主に使われるのは「α1ブロッカー」と「抗コリン剤」です。
α1ブロッカーは、前立腺の収縮に作用して尿道の圧迫を緩和します。
抗コリン剤は直接、膀胱に作用して尿漏れ改善し、排尿間隔を延ばします。

③外科治療(手術)

外科治療(手術)としては、内視鏡を尿道から入れて肥大した組織を切り取る「経尿道的前立腺切除術」をしております。
当院では、長くても1泊の入院で手術が可能です。

前立腺がん

前立腺肥大と前立腺がんはまったく違う病気ですが、やっかいなことに、尿の出が悪い、トイレが近いなどの症状はほとんど同じです。前立腺がんも、尿の出が悪くなる、トイレが近い、排尿後も尿が残っている感じがする、尿の切れがわるいなどの症状が出始めます。また前立腺がんは骨や臓器に転移しやすいため、下肢や腰の痛みを訴えて整形外科を訪れ、骨の転移からはじめてがんが発見されるケースも多いのです。頻尿・尿漏れ・排尿時に違和感がある方は、はやめに来院し御相談ください。

  前立腺癌の検査は、PSAという血液検査でわかります。 この検査は感度が高く、前立腺のさまざまな異常で軽度の変化があります。しかし簡単な血液検査によって癌が80%以上わかるのは他の癌ではあまりありません。

 当院ではPSAの検査に加えて、前立腺の超音波検査も実施し、癌の診断をしています。この2つの検査の併用によって90%以上癌を発見することができます。
 
 早期の癌であれば、手術や放射線、内分泌療法などで治癒させることもできます。積極的にご相談ください。

 当院院長は長年にわたって前立腺癌の研究と治療に携ってきました。診断に関する疑問や治療に対する不安や心配など何でもご相談ください。